洋書・ペーパーバックの選び方

簡単な本をたくさん読む。

洋書の多読ではこれが基本のようですが、私はダメでした。「英語を勉強したいのではなくて、翻訳を介さずに原書を読みたい」それが私の洋書読書の動機でしたから、絵本や語彙数制限本では退屈で仕方がなかったのです。

だからと言って、いきなり普通の本を手にとっても、これまたさっばりわかりません。英検2級の英語力では、読める本も限られてきます。

そこで自分なりに考えました。

1. とことん惚れ込める本を探す。
基本です。

「まっ、この本でいいかな」は失敗の元です。とにかく何がなんでも最後まで読み通すぞ!と思えるほど好きになれる本を見つけ出せるかどうか。ここに成否のほとんどがかかっていると言っても過言ではありません。

2.英文を実際に検証する。
作家によって、あるいは同じ作家でも作品によって、英語が難しかったり、易しかったりします。本を購入する前に、必ずコンテンツに目を通します。Amazon.co.jpで「なか見!検索」の記載があるものは、表紙、目次、抜粋などを実際に読むことができます。また、Amazon.co.jpでは中身を見ることができない本でも、Amazon.com(米国)では、たいていの本が中身をチェックできるようになっています。ひと手間かかりますが、自分にあった洋書を選ぶことは最重要課題。ここはひとつ慎重に行きましょう。

3.日頃から気になる本のストックを作っておく。
何かいい本ないかな?
急にそう思っても、なかなかこれというものにたどり着けないことがあります。特に洋書ともなると、情報量が少ないのでお手上げ状態になってしまうことも。そんなことにならないためにも、常日頃から洋書をチェックする癖をつけておくと、いざという時に役立ちます。[次の1冊]カテゴリーは、私の気になる本ストックです。

4.短編集には手を出さない。
洋書も1冊のうちの半分くらいを読み終えると、残りを読むのがぐっと楽になります。物語のおおまかな流れがわかって来るので、想像力を駆使すればわからない構文や単語もうっすらと理解できるようになります。ということは、裏を返せば短編集は難しいです。短い文章の中に物語のエッセンスがぎゅっと凝縮されているので、一言一句をおろそかにすることができません。わからないところを読み飛ばしていると、最後までわからなかった……なんてことにもなりかねません。

5.SFには手を出さない。
SFと一口に言っても、現実によりそった形のSFなら大丈夫です。そうではなく、生粋のSF、その作品ならではの造語や、奇想天外な設定が続くような作品は、ついて行くのが大変です。最初のうちは、想像力で補えるような、普通の物語が最適です。

6.普通の本では難しすぎるという方は、ヤングアダルト向けや児童文学から。
この辺は好みの問題なので一概には言えないのですが、語彙数制限本を読むくらいなら、すぐれた児童文学を読むほうが、よほど感動を得ることができます。あの世界的ベストセラーのハリーポッターだって、映画原作となった「チャーリーとチョコレート工場」「グリンチ」だって、元は児童文学です。

こうして、吟味に吟味を重ねて選んだ本が、それでも読み通せないと思った時には、すっぱりとあきらめて次の本に移りましょう。

この世の中、一生かかっても読み通せないほどの大量の本であふれているのですから、目の前の1冊にこだわりつづけなければいけない理由は、何もありません。



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